次の目的地は天安門。

天安門は、1417年、明の時代に建設された歴史的な建造物。
当時は「紫禁城」という名だったが、1651年、清の時代に再建され、「天安門」と名付けられた。

天安門西駅と、天安門東駅は、天安門までほぼ同じ距離らしい。
今いる場所から近い、天安門西駅で降りてみる。

地下鉄から出て、20分ほど、人の流れに沿って歩く。
すると、目の前に検問所が見えてくる。

ここでパスポートチェックがあった。
怪しいものは何も持っていないが、警察に囲まれると否が応でも気が張る。
中国人は、IDカードのようなものを見せていた。

ニュースでよく見る有名な門だ!

天安門の前の道路は交通量が非常に多く、渡れないようになっているため、地下通路を通って近づく。

綺麗に掃除されている。
子供たちが看板を背に腰を下ろしている。
天安門の模様。
無事、渡ることができた。
天安門の周囲には池が張り巡らされている。

天安門では、自由に写真撮影をすることができた。
観光客向けに写真販売をしている露天があったり、思っていたよりも規制は緩いように感じた。

この緊張感漂う建物や厳重そうなセキュリティとは裏腹に、観光客は写真撮影を楽しんでいて何だか不思議な感じ。
私も写真をパシャパシャ撮って、観光を楽しむ。

これも迫力大。
中国共産党の指導者、毛沢東の肖像画が中央に掲げられている。

地下通路を渡る前となんだか雰囲気が違うなと思ったら、中国国旗が降ろされてしまっていた。

時刻は午後6時前。
後から調べてわかったのだが、毎日この時間には国旗が降納されるらしい。
そして、内部も閉まってしまう。

少し残念に思いながら、外壁や公園を巡ることに。

警官があちらこちらに立って警備をしている。
後ろを振り返ると、中国の国旗がはためいている。
アップでも。
国旗が降納されても、観光客は絶えない。
後ろからガヤガヤ聞こえてきて、振り返ったら警官が短い列を成して行進していた。
観光客たちから、かなり注目を浴びていて若干気まずそう。
きっちり足並み揃えて歩いているかと思いきや、隣同士おしゃべりしたり、各々のペースで歩いている。
人間味を感じた。

天安門の北側に隣接する、故宮博物院(紫禁城)にダメ元で行こうと思い、チケット売り場まで行ってみるも、やはり時間が遅かったためすでに閉館していた。

だが、天安門の西側にある大きな公園、中山公園はまだ入場可能、しかも入場料はたったの3元だったため、とりあえず入ってみる。

本当だったら、故宮博物院の北にある景山公園の方に行って見たかったが、遠すぎたため断念。
地図で見たら隣接していてすぐ立ち寄れそうな距離感だが、実際に歩くと40分弱かかる。
天安門広場も、毛沢東の遺体が安置されているという、毛主席記念堂にも足を運びたかったが、今回は時間がなくて行けなかった。

さすが「世界最大の広場」だけあって1時間じゃ回りきれるはずがない。

カテゴリー: 旅行

Airi Tabei

田部井 愛理(たべい あいり) 1994年生まれ。 世界一周、ロードトリップ(アメリカ西海岸往復、アメリカ横断、アメリカ国立公園巡り)達成。 日本の大学を休学し、シアトルへ留学。 アメリカ生活が楽しくなり、日本の大学を中退してシアトルのHighline College (短大)でHospitality and Tourism Managementを専攻。卒業後はUniversity of Washington Tacoma(ワシントン大学)に編入しArts, Media and Cultureを専攻、卒業。 ニューヨークで、週間情報紙「ニューヨークBiz!」で1年間OPTとして働いた後、日本に帰国。

0件のコメント

コメントを残す

アバタープレースホルダー

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です


The reCAPTCHA verification period has expired. Please reload the page.