さて、ここから本格的に登ります。
階段がなく、急な坂道で石畳のため、床がツルツル滑る。
熱いけど、手すりを持たないと転びそうになる。
狭くて険しい道。
ここで行き止まりかと思いきや、下に降りれるみたい。
ここから先は、修復されていない感じ。
迷路みたい。
果てしない階段。
道路が整備されている端っこまで、なんとか来ることができた。
ここで、このルートは行き止まり。
記念にパシャリ。

長城を登りだして、すでに1時間が経過。
そろそろ下山しないと最終バスが無くなる。
さらに、雲行きが怪しくなり、肌寒くなってきて、小雨がポツポツと降ってきた。急げ〜。

とは言っても、焦るのは危険すぎるため、慎重に。
当時の兵士は、この上を歩いていたのだろうか。
もしそうだとしたら、本当に大変なことだと思う。
雨水が溜まらないように流すために引かれたような水路。
こういったところに水を通していたのだろう。
階段の隙間にも水の通り道が。
確かに、ここに水が溜まったら歩けたもんではないだろう。
長城からどんどん離れていく。
さようなら。
歩いていたら、歩道脇に変な形の石が唐突に現れた。
引いて見てみると、頭上に水管が飛び出している。
ここから流れてくる雨水を受けて、下へと流していたのだろう。

下山用のスライドカー駅が見えてきた。
最後尾に並ぶ。
どれくらい待つのだろうか…。

帰りの分のチケットを持って、列に並ぶ。
先が見えない。
案外早く乗れそう。
前から四番目。
下りはジェットコースターみたいにめちゃくちゃ早い!
雄大な自然と長城の景色を楽しみながら風を切って走る。
カテゴリー: 旅行

Airi Tabei

田部井 愛理(たべい あいり) 1994年生まれ。 世界一周、ロードトリップ(アメリカ西海岸往復、アメリカ横断、アメリカ国立公園巡り)達成。 日本の大学を休学し、シアトルへ留学。 アメリカ生活が楽しくなり、日本の大学を中退してシアトルのHighline College (短大)でHospitality and Tourism Managementを専攻。卒業後はUniversity of Washington Tacoma(ワシントン大学)に編入しArts, Media and Cultureを専攻、卒業。 ニューヨークで、週間情報紙「ニューヨークBiz!」で1年間OPTとして働いた後、日本に帰国。

0件のコメント

コメントを残す

アバタープレースホルダー

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です


reCaptcha の認証期間が終了しました。ページを再読み込みしてください。