1時間ほどで目的地に到着。ここから万里の長城まで行くには、いくつかの方法があるらしい。
私はなんだか楽しそうなスライドカーで行くことに。

チケット売り場は長蛇の列。あちこちでメガホンを持った添乗員や現地スタッフ、観光客の声が山中に響き渡る。

英語で書かれた学生証は対応されず、しぶしぶ一般料金を払う。
入場料は40元、スライドカーの往復は100元と割と高め。

「八達嶺」の麓に到着。着いた途端、そこら中、人、人、人。
お土産やさんや屋台が軒を連ねる。
時刻は既に正午を過ぎていた。
昼食として饅頭のようなものを購入。辛すぎた。。
ここも入口だが、スライドカー用ではなく、歩行者用らしい。人の多さに圧倒される。
看板に沿って、スライドカーの入口へと向かう。
上り坂で、日差しも厳しくなってきたため、スイカに目が眩み購入。
しばらく丘を登ると、門が見えてきた。看板には、熊楽園…?
黒い物体が影にゴロゴロ。もしかして熊?
熊だった。
パンダではなく熊。

熊に疑問を抱きつつ、人の流れに合わせてぞろぞろと登っていく。
このままスムーズにスライドカーに乗れるかと思ったら大間違い。
気付いたら目の前には大行列ができていた。

うげぇ。
果てし無く続く長蛇の列…。
しかもお互いの距離が近すぎて暑苦しい。時々、アイスの売り子が人波の間を縫って売り歩いてくる。よく通れるなぁと関心。

これは大誤算。暑すぎて手持ちの水は全部飲み干してしまった。登っても登っても先が見えない不安。あとどれくらい並ぶのかと思うと気が遠くなってくる。充電を取っておかなければいけないため、時間潰しにスマホをいじることもできない。

途中、列を抜けて徒歩で長城まで登ろうかと思ったが、体調がまだ完治していなかったため、断念。
今、無理をしてもまた風邪がぶり返したら元も子もない。
ただひたすら無心になって並び続けた。

結局、スライドカーに乗れたのは列に並び始めてから1時間半後の午後2時。

スライドカーの乗り場。
やっとだよ〜。
随分と年季がはいっているような感じ。
ガタガタ音が鳴って少し怖い。
一応、肩から安全バーが降ろされる。
身を乗り出している人が厳しく注意を受けていた。大人しくしておこう…。
急な上り坂をゆっくりゆっくり、ガタガタと音をさせながら登っていく。
トンネルの中。
気持ち程度の装飾がトンネル内を飾る。
逆に怖い。
プーさん…?
まだかな〜。
カテゴリー: 旅行

Airi Tabei

田部井 愛理(たべい あいり) 1994年生まれ。 世界一周、ロードトリップ(アメリカ西海岸往復、アメリカ横断、アメリカ国立公園巡り)達成。 日本の大学を休学し、シアトルへ留学。 アメリカ生活が楽しくなり、日本の大学を中退してシアトルのHighline College (短大)でHospitality and Tourism Managementを専攻。卒業後はUniversity of Washington Tacoma(ワシントン大学)に編入しArts, Media and Cultureを専攻、卒業。 ニューヨークで、週間情報紙「ニューヨークBiz!」で1年間OPTとして働いた後、日本に帰国。

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