今回は、本屋の紹介ではなく、トルコのカッパドキアにある小さな街、ユルギュップで日本語の本を見かけた話。
ユルギュップの街中にそびえ立つ丘、テメンニ・テペシ(Temenni Tepesi)への道中で、レンガの塀に囲まれたモスクを発見。
この建物だけ異様に風格があり、外観に惹かれて門を潜ってみる。
(写真を撮り忘れたため、ぜひ見出しの赤文字をクリックしてみて下さい!リンク先はGoogle mapへ飛びます。)
![](https://i0.wp.com/media.airi-tabei.com/2019/04/12052603/A06CB13D-1CE0-4486-AB18-879D16452A7C-min.jpeg?resize=750%2C563&ssl=1)
この丘の中腹にモスクがある。
![](https://i0.wp.com/media.airi-tabei.com/2019/04/12060429/060194F1-C8E1-4451-AAF4-DE9B33B2C283-min.jpeg?resize=750%2C1000&ssl=1)
門のすぐ横にイスラム教に関する本が飾られている。
持ち歩いているスカーフを頭に巻いて、門を潜る。
![](https://i0.wp.com/media.airi-tabei.com/2019/04/12060417/060A5A86-434B-451A-8F77-F2340246AA32-min.jpeg?resize=750%2C563&ssl=1)
外側の世界から切り取られた様な雰囲気。
外の声も聞こえない。
恐る恐る正面の入り口から建物の中に入る。
![](https://i0.wp.com/media.airi-tabei.com/2019/04/12060405/01FC28F8-52F2-4BF7-9CFA-831E8381CB4A-min.jpeg?resize=750%2C563&ssl=1)
モスクの中には、二人のおじさんがいた。
軽く挨拶をしたら出身地を尋ねられ、日本から来たことを伝えるとなぜか部屋の奥へ行ってしまった。
しばらくしたら数冊の本を手に持って戻ってきた。そしてなぜかそれらを私に渡してくる。
表紙を見ると、どれも日本語で書かれたイスラム教に関する本だった。
こんな所で日本語を目にするとは想像もしていなかったため、かなり驚いた。
おじさんは、「無料だからぜひ持って帰って」と良心から言ってくれたが、これ全部受け取るとなると、旅中はかさばるし重いしで断る。
でも、どうしても持って帰ってもらいたい様で、断っても全然引き下がってくれない。
捨てるわけにもいかないし困ったなと思っていたら、「これから僕はアザーン(イスラム教の礼拝)が始まるから中に入るけど、ゆっくりしていってね」と奥に行ってしまった。
急にポツンと取り残された。
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![](https://i0.wp.com/media.airi-tabei.com/2019/04/12060451/EA0FFB7D-A15C-48A7-8184-0D8BBDC62D40-min.jpeg?resize=750%2C563&ssl=1)
どさくさに紛れて、ササッと戻しておく。
![](https://i0.wp.com/media.airi-tabei.com/2019/04/12060423/9053DA9D-8074-4D74-BD36-825554F2B5DD-min.jpeg?resize=750%2C563&ssl=1)
ちなみに、このモスクには長い歴史がある。
1400年代、この建物はイスラム教を学ぶ学校「マドラサ」として建設された。
その後長い年月を経て、1940年〜1964年は刑務所として使われていた。
そして、1964年以降はモスクとして現在もその役割を果たしている。
岩と木が調和した、素敵なモスクだった。
Merkez Yahya Efendi Cami
Temenni Mahallesi, Ahmet Refik Cd. No:50, 50400 Ürgüp/Nevşehir, Turkey
テメンニ・テペシの頂上にある、小さな図書館。
テメンニ・テペシの丘の頂上には、休憩所のような建物がある。
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中に入ってみると、たくさんの本で部屋が埋め尽くされていた。
本の貸し出しは出来るかどうか分からないが、その場で読むことができる。
ここでは日本に関する本を見つけることができなかったが、もしかしたらあるかもしれない。
![](https://i0.wp.com/media.airi-tabei.com/2019/04/12060408/6ACC8CFF-E537-4145-92ED-635A1C73F10D-min.jpeg?resize=750%2C563&ssl=1)
この本を他の本屋さんでも見たような気がして、この人物は誰なのかを調べてみる。
すると、トルコの初代大統領ムスタファ・ケマル・アタテュルク(1881-1938)ということが判明。
彼の名字にもしやと思いさらに調べると、トルコ最大の空港、アタテュルク国際空港は彼の名字である「アタテュルク」から由来することも分かった。
トルコを語る上で欠かせない人物だ。
![](https://i0.wp.com/media.airi-tabei.com/2019/04/12060444/BB055AC7-C869-410D-99AB-A4E1D2885DFD-min.jpeg?resize=750%2C563&ssl=1)
![](https://i0.wp.com/media.airi-tabei.com/2019/04/12060505/F47EEAC7-1875-4680-B308-E6B02F278034-min.jpeg?resize=750%2C1000&ssl=1)
ほとんどペーパーバック。
何についての本なのかは不明。
![](https://i0.wp.com/media.airi-tabei.com/2019/04/12060411/6ED4BACB-BD12-4948-9483-FB5569A9C88A-min.jpeg?resize=750%2C563&ssl=1)
まるで誰かが住んでいるかのような感じ。
![](https://i0.wp.com/media.airi-tabei.com/2019/04/17104656/D3357547-771B-4FA2-9E56-42FF18D64DA5-min.jpeg?resize=750%2C563&ssl=1)
Temenni Tepesi
Temenni Mahallesi, Kılıç Arslan Cd. No:21, 50400 Ürgüp/Nevşehir, Turkey
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