イスタンブールには本屋がたくさんある。

中東の本屋さんは、果たしてどんな様子なのか。

私が訪れた本屋を3つほど紹介!

古書店街「サハフラル・チャルシュス(Sahaflar Carsisi Old Book Bazaar)」

まずは、1軒目にイスタンブールのグランドバザールに隣接する古書店街「サハフラル・チャルシュス(Sahaflar Carsisi Old Book Bazaar)」。

グランドバザールは15世紀中期、オスマン帝国の時代に造られた屋内の市場。今でも人々で大賑わいだ。

そんなグランドバザールの外れに、古書店街への扉がひっそりと佇んでいる。

ここを抜けるとそこはまるで別世界。

門を潜ると、今までの喧騒から一変、木漏れ日が差し、野良猫がのんびり昼寝をしていて、鳥のさえずりさえ聞こえる静かな雰囲気に辺りが包まれている。

KPSSというトルコで行われているテストの参考書がずらり。
平積みにもある。

学生がこの参考書を買っているのを目撃。このKPSSというテストはトルコでは一般的のような印象を受ける。

若い女性が本を探している様子。
ペーパーバックの本が多い。
ものすごい寮の本がビッシリと積み上げられている。
上まで手が届かない。
同じ本は輪ゴムで一つに束ねられている。
手前に英語の文法書が置いてある。
新品にはビニールが掛けられている。
参考書がずらり。
英語の本。
DGSも何かのテストだろうか、店頭によく並んでいる。
可愛い茶トラ猫が木陰に座り込んでいる。
広場を抜けて奥の道へ。
木陰と屋根の影で、本に当たる直射日光を避けている。
多くの書店で、実業家、Elon Musk(イーロン・マスク)の本を見かける。
その隣には、コロンビアの麻薬王Pablo Escobar(パブロ・エスコバ)の本が。その上にAdolf Hitler(アドルフ・ヒトラー)の本。その左下にはトルコの大統領、Recep Tayyp Erdogan(レジェップ・タイイップ・エルドアン)。
静かな空間。心地よい

奥の方へ進むと、イスラム教関連の書籍を並べた書店が多くなる。

イスラム教の祈り、ナマーズ(Namaz)の書籍コーナー。
イスラムの経典が店舗を飾る。綺麗。
経典が開かれている下に、なぜかミヒャエル・エンデの『モモ』がある。
(店員さんの許可を取って撮影)
猫は本の上も御構い無しに登る。
店員も特に気に掛ける様子もない。
門を潜って本屋街を抜けると、すぐにグランドバザールの喧騒に包まれる。

サハフラル・チャルシュス(Sahaflar Carsisi Old Book Bazaar)

Beyazıt Mh., Sahaflar Bedesteni Sk. No:4, 34126 Fatih/İstanbul, Turkey


Airi Tabei

田部井 愛理(たべい あいり) 1994年生まれ。 世界一周、ロードトリップ(アメリカ西海岸往復、アメリカ横断、アメリカ国立公園巡り)達成。 日本の大学を休学し、シアトルへ留学。 アメリカ生活が楽しくなり、日本の大学を中退してシアトルのHighline College (短大)でHospitality and Tourism Managementを専攻。卒業後はUniversity of Washington Tacoma(ワシントン大学)に編入しArts, Media and Cultureを専攻、卒業。 ニューヨークで、週間情報紙「ニューヨークBiz!」で1年間OPTとして働いた後、日本に帰国。

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