トルコ・イスタンブールの次は、ギリシャ・アテネへ。
アテネと言えば、パルテノン神殿!
昔添乗員だった母や中学時代の社会科の先生から、ここには当時の石材がその辺にゴロゴロ落ちてるなどの話をよく聞いていて、ロマンがあるし面白そうだしいつかは見てみたいと思っていたところ、今回ようやく実現しました。
2010年、ギリシャの経済破綻が起こった「ギリシャ危機」で街の治安はかなり悪くなったという報道がよく流れていたため、若干の不安はあるものの、調べる限り今は観光するには大丈夫そうだし実際に行ってみなければ分からないし、という事で早速行ってみます。
イスタンブールとアテネ、地図で見るとわりと近い!
東京から札幌とほぼ同じくらいの距離。
海路でも行けそうな気がするのですが、残念ながらイスタンブール〜アテネ間の直行船が1便もないんです。
なので、短い距離ではありますが空路で行きます。
なぜ直行のフェリーがないのか英語でも調べてみたのですが、理由は明記されていませんでした。政治的な事情か、地形や地理的に無理なのか、他に理由があるのか、謎。
どこに行っても寝坊癖が治らない…
イスタンブールの宿から空港行きのシャトルバスが来る時間は、朝7時15分。
前日夜、「7時には宿の受付に来てください」と言われていたのに、起きたのは7時3分。目覚ましちゃんとかけたのに…。
自分がだらしなさすぎて嫌になってくる…。
とにかく急ピッチで荷物をまとめて受付で身支度を整えてたら、時間前の13分にシャトルバス到着。
そのまま急いで乗り込みました。なんとか間に合ってよかった…。
イスタンブール空港へ
大きいバンがものすごい勢いでイスタンブールの路地裏の狭い道を走り抜けていくから、終始ヒヤヒヤ。
滞在中ずっと思ってたけど、トルコのバス運転が荒すぎる(笑)
一方通行やら進入禁止の標識を無視して走るし。
路駐車やくねくね道とか石畳のせいで、余計にガタガタ揺れる…。
途中で向かいの席に座ってきたどでかいおじさんがバナナを食べ始めて、無意識でじっと見てたら1本くれました。
バタバタしすぎて朝食をとってなかったし、お腹が空いてたからめっちゃくちゃありがたかった…。
イスタンブール空港に到着!さよならトルコ
余ったトルコリラをユーロに両替。
空港の両替所では、細かいコインまで両替してくれました。
あまりにも喉が乾いたため、後で水を買うから1トルコリラ(約20円)を残したいと伝えたら、その場にあった水を無料でくれました。
イスタンブール空港の人優しい…。Wi-Fiは激弱だけど…。
ちなみに、トルコではペットボトルの水1本が1トルコリラで買えます。激安。
空港のトイレで化粧をしていたら、隣にきた方からアイラインを貸して欲しいと片言の英語とジェスチャーで言われたため貸すことに(笑)
日本では知らない人と化粧品の貸し借りなんてないから、こういう小さいことも面白く感じてきます。
アテネ周辺は降水量が少なかったり森林破壊だったりで、現在はこういった禿山が増えてしまったらしいです。古代ギリシャでは、豊かな森林が広がっていたという文献があるみたい。
タラップにデザインされたエーゲ航空のロゴ「AEGEAN」を見て、本当にギリシャに来たんだ〜って実感。
白地に青のシンプルなデザインで、エーゲ海の素敵な景色を連想しますね。
機体は小さかったけど、出口が前と後ろの2つあってすぐに降りる事ができました。
入国審査で、ヨーロッパ人(ヨーロピアン)とそうでない人で並ぶ列が違うところが、ギリシャがEU加盟国であることを改めて感じました。
普通、自国民かそうでないかで分かれますもんね。
表示言語が一気に変わる瞬間が、国を跨いだことを一番実感します。
アテネ空港内は、とにかく青!
青色ずくし。
アテネ空港でWi-Fiにログインするには、電話番号だけでなくFacebookやGoogle plus、LinkedInのアカウントでできました。
大変ありがたい。
中国では、スタバのWi-Fiに繋げるにも中国の電話番号がないと出来なかったから、国によってネット体制が全く違うんだなと感じました。
「ギリシャは治安が悪い(らしい)から気をつけて!」とたくさんの人に言われすぎて、事前に調べた感じでは大丈夫だと思いながらも流石に現地に到着したら一気に不安になってきた。
バゲージクレームから出る直前にビビり散らかす…。
安全な空港内でトイレを済ませて現金を下ろして宿泊先のゲストハウスへの行き方を調べて、とにかく外で隙を見せずに、スマホを出さずに済む状態にしておきました。
時刻表がギリシャ語でひぇ〜ってなってたら、隣に英語表記があって一安心。
公共のバスとか本当に怖くて、乗ったらお金とか全部剥ぎ取られそう。
乗車時に読取り機械にタップするだけでオッケー。
恐怖でしかなかったけど、実際に乗ってみたら全然そんなことなかった(笑)
隣に座った地元のおばあちゃんもおじさんも英語で気さくに話しかけてくれて、バスの乗り方を詳しく教えてもらったり、降りる駅まで一緒にカウントダウンしてもらったり。
日本出身と伝えると、「日本のご飯は新鮮で有名だよね。アテネの料理は新鮮じゃないから、美味しいご飯食べたかったら島に行くといいよ」とのこと。
トルコでもそうでしたが、地元の人からもやっぱり島に行くことをオススメされました。
明日行くか〜!!!
途中、真っ青な建物が見えてきて、「ギリシャの建物はやっぱりみんな青いんだな」とか思ってたらIKEAでした。勝手に決めつけるのよくない。
バスから見えた建物の歴史を教えてくれたり、降りる時も手伝ってくれたり、至れり尽くせりで親切にしてもらいました。
そうこうしてるうちに、ゲストハウス最寄りのバス停に到着。
昼間の街を歩いてても物騒な雰囲気が一切なくて拍子抜け。生きて帰れる安堵感でいっぱい。
トルコで出会ったレバノンのおばちゃんたちが、「ギリシャはショッピングに最適」というのも頷けるくらい、ウィンドウショッピングでも楽しめるほどおしゃれなショップがたくさんありました。
コスメショップや小物や洋服屋さんが連なっている中、キリスト教絵画の店があったり教会があったり。
歩いている人のファッションも全く違い、イスラム教国のトルコでは見なかった光景。
ここではキリスト教教派の一つ、ギリシャ正教が国教で、隣国でもここまで雰囲気が異なるのかと驚きました。
そんなこんなで無事、ゲストハウスに到着!
チェックイン途中で、アジア人男性のバックパッカーがチェックアウトしに来てるなと思ってたら、受付の人が「そういえばあなた達、同じ日本人よ」と教えてくれました。
お互いにビックリしすぎて「あぁどうも」と会釈しただけだけど、こんなところで日本人と出会うとは。
宿泊先のWi-Fiを入手して、ここでようやく調べ物ができました。
外でネットを使えないから不自由だけど、事前に調べる能力やら、分からないことはその辺の人に聞いたりするサバイバル能力はかなりついた気がします。
ホステルの受付の人に、オススメの島と行き方を教えてもらってフェリーのチケットを購入。
今回はギリシャで一番有名なサントリーニ島へ行くことに。
出発は明日の早朝。
ギリシャは魅力的な島がたくさんあって、特にジブリ映画「紅の豚」の舞台になったザキントス島にも行きたかったけど、距離と日程的に不可能なため断念。次に来る楽しみが増えたということで。
夕飯は、受付の人に教えてもらったところへ。
どの地域でも、まず宿に着いたらその土地の治安、安く地元のご飯が食べれる場所、おすすめスポットをいろんな人から聞くようにしています。
いくらインターネットで調べても、やっぱりその土地に住んでる人からの生の情報が一番。
特に宿泊施設の受付はその道のプロなので、どんどん活用しましょう。
ギリシャ料理のB級グルメであるスブラキ(Souvlaki)の専門店。
スブラキはお肉の串焼きなのですが、ここではポテトと特製ソースをピタでラップ風に包んだものを扱っています。
おしゃれな店内。
宿から歩いて数分のところ。近場で済んで楽チン!
宿に帰った後も5時間以上島について調べてかなり疲れた…。
旅をしながら次の旅程を立てるって本当に大変。
でも、その時の体調とか気分とか、実現可能なルートなのかとか治安とか、現地入りしないと分からないことたくさんあるからこれもこれで旅の楽しみなのかな。
2018年7月10日の旅。
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