今日は朝早くから行動するはずだった。だが目が覚めたのは午前10時半。絶望しかけたが、日本での怠惰な生活に比べたら急成長だ。午前中に起きれたなんて奇跡に近い。

昨日は疲れ切ってたせいもあり、今日のことは何も決めていない。というか、上海には夜景以外に何があるのかもわからない。そして昨日の反省を活かして、タクシー以外の乗り方を調べておく。どうやら地下鉄一日券というものがあるらしい(バスなど他の交通機関にも対応しているのかは不明)。それをどの駅にもある受付で買えば一日地下鉄乗り放題。しかも18元(1元約18円)とかなり安い。

 

後から知ったことなのだが、交通カードもあり、使ったぶんだけカードにチャージする形式だ。これは上海だけでしか使えないのか、それとも中国全土で使えるものなのかは分からないが。

 調べた一日券の写真をスクショしておく。言葉が通じなくてもこの写真を見せれば大丈夫だろう。たとえ通じなくても行きたいところの駅名は分かっているから、前日のタクシーの時のようにはならないはず。

上海の地図を見ていたら、至る所に水路が通っている。公園には必ずと言っていいほど池などがある。上海は水の都的な場所なのか?にしても、ホステルのシャワーには、節水のため水は出しっぱなしにするなと書かれているし、上海のトイレの自動手洗い場はどこも数秒で止まってしまう。水はたくさんあるはずなのに、生活用水は足りていないのか疑問に思った。

そんなこんなしてたら、ホステルを出るのが午後1時過ぎになってしまった。まだ旅になれないから、何をするにも時間がかかってしょうがない。

昨晩、急な大雨が降ったせいで、昨日よりよけいにジメジメ蒸し暑い。だが、案外日差しはそれほどキツくないし、店内はどこも涼しい。今日もじっとりとした湿気との戦いになりそうだ。

上海の地下鉄には驚いた。何がすごいかって、まずは想像以上に安全で綺麗なことだ。地下鉄の改札に入る前に、全員荷物チェックを受ける。そこには数人の警官がいて、何かあればすぐに対応できるよう、さすまたを手にして見張っている。でもここでの荷物チェックは大きいキャリーケースなどを持った人のみで、ショルダーバッグなど小さい手荷物だけの人は免除されていた。なんだか地下鉄に乗るだけなのに、少し物々しい空気を感じながら、警察官たちの横を通って、無事購入できた一日券をかざしホームに入る。

ゴミなんてその辺に落ちていない。ゴミ箱が至る所にあるおかげで、ポイ捨てをする気にさせなくするためだろうか。これは街を歩いてても思ったことだが、いわゆる観光地は特にゴミがあまり落ちていない。至る所でタバコを吸ってる人を見かけるが、タバコの吸殻も道端に溜まっていない。なぜなら体感15メートル置きごとにゴミ箱と灰皿がセットで設置されているからだろう。特に灰皿の数は尋常じゃない。

特に迷うことなく、快適に地下鉄に乗ることができた。上海の地下鉄は非常に分かりやすい。各駅停車だし、ほぼ5分置き感覚で次々と列車がやってくる。車両内にも伝言掲示板があり、自分がどこにいてどこに向かってるのかも一目でわかる。しかも、各線の名称が数字なのが一番ありがたい。日本の地下鉄や電車は非常に分かりずらいだろうなと痛感した。

 

泊まったホステルの近所の街並み。店員のおじさんが薄着で店前に置いてある小さい椅子に座りながらタバコを吸ってるのが当たり前の光景。

 

自転車や原付用の道路。たまに木材などの大荷物を積んだリヤカーも通る。

 

地下鉄の入り口。看板が立っていて分かりやすかった。

 

想像していたより全然綺麗だった地下通路。

 

地下鉄のホーム。ゴミ一つ落ちていない綺麗さ。一本逃しても5分ほど待てばすぐに次の列車が来る。快速とかも特にないようで、私が乗った線は全て各駅停車。次に停まる駅が明記されているので非常にわかりやすい。

 

車内の様子。列車内には伝言掲示板もあり、今自分たちがどの駅にいるのか、どちらの方向に向かっているのかがすぐに分かる。

 

降りた駅の電子看板が壊れている。

 

 

 上海博物館

人民広場を通り抜けると長い列が見えた。近寄ってみると上海博物館へと繋がっていた。まずはチケット売り場を探すため、係員に尋ねると、「フリー」と返ってきた。上海博物館は無料なのか。なんともありがたい話だ。それならなぜこんなに並んでいるのだろう。疑問に思いつつ、無料ならいいか、という気持ちで列の最後尾につく。

列が出来ていたのは手荷物検査を行っていたからだった。日本では美術館や地下鉄には手荷物検査はない。言ってみたら手荷物検査があるのは空港だけではないか?最近、日本で起きた悲惨な新幹線での事件が、手荷物検査を導入するかどうかの物議を醸していた。中国に来るまで、東京駅でいちいち手荷物検査をしていたらあんなにも大人数をさばけるわけがないし、現実的ではない。と思ってしまっていたが、実際にこまめに手荷物検査を受けてみると、最初はいちいち面倒だな、と思っていたが、案外慣れてくる。地下鉄は厳しいにしろ、新幹線には導入してもいいのではないか、と思った。

あとから知ったことだが、この美術館では人数制限があるらしい。一度に入場できる人数が限られているのだ。私が出た頃、ちょうど混み始めたようで、ラッシュ時を避けることができてラッキーだった。

 

人民広場。ここで地元の人たちが音楽に合わせて踊っている様子が見れると言われているらしいが、見たところ特に誰もいない。

 

ビルが人民広場を囲うようにそびえ立つ。

 

上海博物館。出入り口がなかなか見つからず、閉館中なのかと思った。

 

大きすぎて写真に収まらない館内。各ブースへの入り口が階段などの陰に隠れていて見つけづらいのが難点。

 

紀元前200年ほどに作られたもの。牛たちの角まで繊細に作られている。ここまで綺麗に残っているとは。

 

青銅器の数が尋常ではない。

 

刀に描かれた模様も微かに残っている。

 

よーく見ると余すところなくびっしりと模様が描かれている。

 

こちらはdrum stand。太鼓置きといったところか?

 

すごい形のワイン入れ。

 

いやーよく作ったなぁ。

牛のワイン入れ。

 

これはご飯入れ。

 

取手にまでも模様がびっしり。

 

これは水入れ。魚やカエルが泳いでいるように見えるのだろう。

 

キリがない。

 

武器。

 

青銅器コーナーから仏像コーナーへ。6世紀半ばにつくられたもの。

 

本当によく細かく彫り込まれている。

 

私のお気に入り。2人のなんともいえない表情がいい。

 

ブロンズ像。めちゃくちゃ小さかった。

 

この3人も楽しそうで好き。

 

一際でかかった木造の頭。

 

一本の木からできているのだろうか。

 

石に彫り込まれたもの。かわいらしい。

 

すごすぎて見ていて全然飽きない。

 

これには圧巻された。なんて数だ。これはどこにあって当時はどんな様子で飾られていたのか、全貌をぜひ知りたい。

 

菩薩像。ほかの菩薩像も手が無かったりするものが多い。そして腕の真ん中に小さい穴が空いている。謎。

 

壺の上が騒がしい。こういうの割と好き。

 

小さくなってこの中に入ってみたい。

 

女性を形どった像。みんななんとも言えない素朴な様子。

 

ただ立っているだけの女性。眺めれば眺めるほどなんとも言えない気持ちになってくる。

 

10世紀頃に作られた枕。めちゃくちゃ硬そう。よく見ると土台に人がいる。

 

花を生けていたであろう壺。

 

金魚。

 

龍の壺。いいね〜。

 

水墨画コーナーへ。

 

本当に墨で描いたのかを疑うほど細かい。

 

かっこいい。

 

全部見るには時間が足りない。

 

ハンココーナーまである。

 

王様など、とても偉い人しかハンコは持てなかったんだろうな。ハンコが唯一、本人だということを証明できるものだったのであろう。

 

名前だけがハンコではない。絵だって描いちゃう。

 

こ、細けぇ〜

 

中学生の頃、修学旅行が鳥インフルエンザで延期になり、代わりに篆刻(てんこく)を毎週やっていたのを思い出す。全然真面目に取り組んでいなかったが、とにかく友達とワイワイ話しながら彫っていたのが楽しかったな。

 

ちいさすぎる。ちゃんと押せるのか不安になる。

 

書のコーナー。字体が好き。

 

これもかわいらしい。

 

掛け軸の書のイメージが覆される。様々な字体で書かれている。

 

昔のお金コーナー。手に刺さりそうな硬貨。

 

こちらは金。

 

王様の家具コーナー。

 

民族衣装コーナー。

 

かっこいいお面がずらっとならんでいる。

 

上海博物館の書籍コーナーには分厚い美術書がぎっしり詰まっている。さすが。

 

そしてスマホから3Dで青銅器が浮き上がってくる本。非常に気になる。

 

これが全部タダで鑑賞できるなんて…。ありがとうございます。

 

 

 

田子坊

コンビニやカフェで冷蔵庫に入った飲み物を買って飲むと、だいたいがぬるい。ペットボトルの水も冷蔵庫に入ってるのにも関わらず冷えてないし、カフェで買ったタピオカも常温。ある程度は冷えているが、すぐに常温になる。まあ体には冷えすぎてないものはいいと思うから特には気にしていないが、真夏の季節になったら冷え切った飲み物を飲みたくなると思うのだが。

 

試飲で頂いたものを注文。非常に美味しかったがやはりぬるい。

 

 

 

田子坊に着いた。「昔ながらの街並み」として有名な場所だ。住宅のようにちいさな家々がひっついている。路地も狭い。いざ中に入ってみると小綺麗でおしゃれなお店がたくさん入っていた。特に、現代的なアーティストたちの、おしゃれな商品が並ぶ店がたくさんあった印象だ。その中でも、「中国っぽさ」が取り入れられている。例えばセレクトショップのような洋服屋では、チャイナ服の要素を取り入れたような可愛らしい服が店頭に並んでいたりする。

とりあえずお腹が空いていたので、適当に入れるお店を探す。ふらふらと歩いていたら、突き当たりにさしかかってしまった。引き返すか。と思っていたら、どうやら奥には屋台があるらしい。あまり観光客がいなそうな狭い路地で、店頭ではおじさんが掛け声をかけながらドロドロしたものをペチペチ叩いている。ここで食べるか悩んでいる店員に招き入れられ、流れでここで昼飯をとることになる。外国人はこの店にあまり訪れないらしい。中国語が伝わらない、と分かると、案内してくれたおじさんが「28」とだけ書かれたスマホ画面を見せられ、店の奥へ行ってしまった。

注文を取ってくれたということだろうか。しばらく待ってみる。店内には私しかいない。すると家族連れが入店してきた。すると、他にも席があるにもかかわらず、私の目の前に自然に座ってきて、なぜか相席することになった。どうやらそこが扇風機が当たるベストポジションらしい。

しばらくしたらさっきのおじさんが熱々の麺を持ってきてくれた。得体の知れない謎の麺で、苦手なパクチーがどっさり入っている。うーん、どうなんだろう。と思いながら恐る恐る麺をすする。おいしい!どんど箸が進む。だんだん口の中が辛くなってきて、お水を頼むとペットボトルで渡された。どうやら水はどこも別料金らしい。

会計は23元だった。さっきの「28」は一体なんだったんだろう?

 

地下鉄の壁。

 

こんな駐車する人いるか?

 

田子坊の最寄駅。今までの雰囲気とは一変して、若者がたくさんいた。

 

駅から地上に出る。

 

田子坊への入り口を探す。

 

見つけた!

 

トンネルをくぐる。

 

かわいい。

 

見上げると電線だらけ。

 

煉瓦造りの街並み。

 

小雨上がりの路地裏。

 

臼で挽いてかき集めるスタイル。

 

タバコを吸う青年と店先のおばちゃん。

 

私が迷い込んで入ったお店の入り口。

 

一人ぽつーん。

 

パクチーたっぷり。

 

これがちゃんと麺になるんだなあ。

 

 

 

街を歩いていると、よく中国語で話しかけられる。道を聞かれたり、あいさつされたり。アメリカに留学中の時は、私は「日本人」以外に間違えられたことはほぼない。自分ではあまりよく分からないが、私の見た目は完全に「日本人」らしい。だが、中国で一人で歩いていたら躊躇いなく中国語でバーっと話しかけられる。私自身、見た目は「日本人」らしい方だと思っていたから、中国の人々に「中国人」として話しかけられたことが今までなかったのでとても驚いたし新鮮な気持ちだ。アメリカにいると「日本人」、「中国人」、「韓国人」は大体なんとなく識別できるが、案外アジア圏にぽつんといるとそこに馴染めるらしい。「観光客」ではなく、街に溶け込めたような気持ちがして少し楽しい気持ちになる。

中国語を話せないことを伝えたら、みんな驚いたような表情をするが、急いでいる用事でない限り、頑張って身振り手振りや翻訳アプリを使って話したいことを伝えようとしてくれる。私もそれに答える。このやりとりが一期一会なのかと改めて感じる。

そして、中国の人々は話すことが好きな人が多いように感じる。隣の席の家族も、ここでさっき知り合ったであろう休憩中の店員と同席でご飯を食べていた。人見知りをすることがあまりないのだろうか。見知らぬ人同士でも、気さくに話している様子をたくさん見かけたし、私自身そうやって話しかけられることがたくさんあった。日本にいると、知らない人に道を尋ねたり話しかける時はまず最初に、「すいません」から入るが、中国にいるとよく、急に話しかけられ、急に本題に入る。こういった違いを発見していくのは本当に楽しい。

だが楽しいことだけではない。トイレには本当に困る。綺麗で新しそうで高級そうなものを扱っている建物は比較的使えるが、普通のデパートなどに入ると使えたものではない。まずペーパーがどこにも置いてないなんてザラだ。ティッシュは自前のものを使うとして、使えるほどの汚さかどうかが重要だ。そういった「使える」トイレ探しが少し面倒だ。そしていつも疑問に思うのだが、なぜ女子トイレでなぜ便座が上がっているのだろう。

 

 

提灯に明かりが灯る。

 

スターバックスは中国語ではこう表記される。「スター」が「星」と訳されている。

 

そこら中にあるファミリーマートは「全家」。

 

改札付近にはレンタル傘。

 

乗り換えがある駅には地面に分かりやすく方向が書かれている。各線が数字で割り振られているから迷うことはない。

 

街の至る所に灰皿兼ゴミ箱がある。大通りにはタバコの吸殻は本当に落ちていない。

 

 

 

衝山・和集

地下鉄に揺られ、次に向かう先は衝山・和集。ここにはおしゃれなお店がたくさんあると様々なサイトで紹介されていたが、実際に地上に降りてみたら、デパートや百貨店、銀行会社のようなビル街が立ち並んでいる場所だった。本当にここで合っているのだろうか、と疑問に思いながらしばらく歩いていたら、なにやらそれっぽい場所が見えてきた。木が綺麗に植えられ、なにやら高級そうな、仕事終わりの大人たちが訪れそうなお店がたくさんある。目的の本屋さんへ入り、夢中になって店内を物色していたら気づいたら2時間が経っていた。暗くなってきたので急いで次の目的地へ向かう。

 

 

銀行のビルとデパートがそびえ立ち、車やバイク、自転車がそこら中でクラクションを鳴らしながら走る。地下鉄から出たら一気に騒がしくなった。

 

交通量が多い。

 

百貨店と思われるビル。

 

ここにも、先日飛行機から見えた集団住宅と同じようなビル群。見た目が全部一緒。

 

この喧騒を抜けるとそれらしき落ちついた雰囲気の通りに出る。

 

まるでパリ?

 

ドラゴンは毎日どこに行っても目にする。

 

衝山・和集の入り口。閑静な街でした。

 

一気に暗くなった。

 

大通りは綺麗だが、少し路地に入るとゴミだらけ。野良猫が物色中。

 

そしてライトアップされる街並み。昼間と変わらず、忙しなく人々や車が行き交う。

 

遠くのビルの屋上に、なぜか神社がある。

W杯中。コカコーラの広告。

 

何か文字が書いてある、と思いよくよく見たらベンチが喫煙所だった。

 

多分、「Welcome to Shanghai」だと思う。地下鉄の入り口の看板。

 

走行中の地下鉄の列車の窓からは、電子広告が見れる。

 

ひどく混むと言われている時間帯に地下鉄に乗っても、全然混むようなことは無かった。たまたま方向とタイミングがよかっただけなのか。快適な地下鉄移動だ。

 

 

 

南京路

日が沈み、本日最後の場所である南京路へ向かう。インターネットの情報では、夜は注意が必要と書かれていたので、荷物など警戒しながら駅を出る。

実際に歩いてみた結果、身の危険を一回も感じなかった。むしろ、歩行者天国になっていて、警備員がいたり観光客がたくさんいるし、なによりお店のネオンが明るくてまわりがよく見えるほどだ。細い道に入っていったらそりゃ危ないが、大通りは全くそんなことは無かった。

ネオン通りに照らされてフラフラと散歩していたら、ある中国人カップルに話しかけられた。彼らも私と同じ旅行者らしい。話を聞くと、どうやら彼女の方が、両親や姉妹に彼氏と旅行に来ていることを内緒にして、友達と来ている、と話してるよう。そのアリバイ作りに友達のフリをして一緒に写真を撮ってくれ、と頼まれた。もちろん快く応じたがこんなこともあるもんだな、と思った。日本出身だと話すと驚いていたが、日本が好きだと言ってくれてすごく嬉しかった。彼女はキャピキャピはしゃいでいて、彼氏の方はそんな彼女をニコニコ見つめていて、すごく可愛らしい2人だった。

そろそろ帰ろうかと思った頃、今度はあるサラリーマン2人に話しかけられた。どうやら財布を落として家に帰るお金が無くなってしまったらしい。名刺を渡され、「ウェルカム トゥ シャンハイ。センキューセンキュー」と連呼され、お金を貸してくれとせがまれた。バスや地下鉄に乗る値段だったら100円ほどなのでしょうがないかなと思ったが、タクシーで帰るらしく、二千円ほどせがまれたので速攻断った。見ず知らずの大人2人にそんな大きい金を渡す人は果たしているのだろうか。怪しそうな人たちでは無かったので、がんばって生きていってほしいと思う。

 

 

 

南京路の始まり。歩行者天国のため、上を見上げるがあまり車と衝突することはまずないから安心して楽しめる。

 

ありとあらゆる看板がギラギラ光る。

 

ギラッギラに輝く。

 

観光用の小さい列車がゆっくり走り抜ける。

 

ここからだんだんと、カラフルではなく黄色に通りが染まっていく。

 

徐々に、看板よりも建物のライトアップに焦点が当たってくる。

 

建物から光が出ているかのごとく照らされている。

 

買い物袋をたくさん持っている人たちや家族連れの人が主に乗っているようだ。意外にこの南京路は長い。なるべく荷物を少なくしている私でも疲れてきた。

 

あれ?

 

吉野家だー!(外から眺めるだけ)

 

妖艶な雰囲気。だが店内ではお菓子が売られているようだ。

 

地下鉄ホームに貼ってある路線図。私が本当に困るから現在地をいたずらで消すな。

 

乗り場の上には、線毎の路線図がある。ここに来る列車は例外なく緑色で示された方向に各駅停車で向かってくれるので、自分がどの線に乗ればいいかが一目でわかる。さらに乗り換え線の番号まで振ってある。

 

 

今日行きたいところが8箇所ほどあったのに、結局、そのうちの半分だけしか回れなかった。でも、それで良かったと思う。全部回ろうとするときりがないし、何より疲れる。観光地を回るだけの作業になってしまう。これから旅はまだまだ続く。ゆっくり自分のペースで無理せず旅を続けよう。

カテゴリー: 旅行

Airi Tabei

田部井 愛理(たべい あいり) 1994年生まれ。 世界一周、ロードトリップ(アメリカ西海岸往復、アメリカ横断、アメリカ国立公園巡り)達成。 日本の大学を休学し、シアトルへ留学。 アメリカ生活が楽しくなり、日本の大学を中退してシアトルのHighline College (短大)でHospitality and Tourism Managementを専攻。卒業後はUniversity of Washington Tacoma(ワシントン大学)に編入しArts, Media and Cultureを専攻、卒業。 ニューヨークで、週間情報紙「ニューヨークBiz!」で1年間OPTとして働いた後、日本に帰国。

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