カッパドキアから夜行バスで、イスタンブールに帰ってきました。

トルコ滞在は残り1日。最後の日を楽しもうとしている矢先、朝っぱらからとんでもない事態に…。

朝8時前に、イスタンブールのバスターミナル(Esenler Otogari)に到着しました。

担当のツアー会社からの話によると、ここからイスタンブールの街まで無料のシャトルバスが出ているからそれに乗れば大丈夫とのこと。

でも、この無料シャトルバスのバス停が探しても探しても、全然見つからないんです。

屋台や人々がひしめき合い、迷路のようなバスターミナルで完全に迷ってしまいました。

周りを見渡しても、全員地元の人々。トルコ語と人々が激しく行き交う、まるで市場のような場所。

12時間の夜行バス移動の直後だったためか、だいぶ疲れも溜まっているし、大きな荷物を必死に担ぎながら探し回るのにかなり体力が奪われていきます。

取りあえずイスタンブールに帰る方法を探さなければ…。

周りにいた人たちにバス停の場所を聞いても、みんな口を揃えて「メトロ、メトロ」と言うので、誰も無料シャトルバスの存在を知らなそうな感じ。

しかも、朝だというのになんとなく治安が悪そうな雰囲気が漂っていて、もうとにかく早くここから脱出しなければ、その一心でWi-Fiを探し始めました。

Wi-Fiの検索結果から発信源を探り当ててみる。

まずは、バスターミナルのWi-Fiはなかったため、屋台からWi-Fiが飛んでいないかを探り始めました。

Wi-Fi検索画面を開き、近くにある屋台の名前と照らし合わせてお店を発信源を探します。

でも、Wi-Fiは確かに飛んでいるのに、どこが発信源を探し当てることはできませんでした。

地図と見比べて探してみてもどこにも無さそうなので、この方法は却下です。

お店の人に直接聞きまわってみる。

前回ここを訪れた時にもう分かっていましたが、英語も日本語も全く通じません。

「Do you have Wi-Fi?」と尋ねても伝わらないので、出川Englishのように、私の言いたい事を全身全力で表現しました。

コミュニケーションをとるには、恥ずかしがってては何も始まりません。

意を決して一番近くの屋台のおじさんに話しかけてみました。

まずは、スマートフォンのWi-Fi検索画面を開き、相手に見せます。

そして「Wi-Fi!」「Wi-Fi!」と連呼し、私がWi-Fiを探していることを必死に伝えます。

すると、ものの数秒で意思疎通はできるのです。

(英語圏外の国々では毎日こんな感じで渡り歩きました。足を止めて私の話を聞いてくれた方々には本当に感謝しています。)

でも、首を横に振られたため、ここにはWi-Fiは無さそう。

そうこうしているうちに、5件ほど尋ねても全員持っていませんでした…。

絶望しかけていた時、ちょうど目の前に街の電気屋さんを発見!

ここならあるだろうと期待をして聞くも、答えはここも「No」。

がっかりしていると、ある雑貨屋さんの方へ手招きしてくれました。

後を付いていくとそこの店員さんにトルコ語で私の事を紹介してもらい、スムーズにWi-Fiを借りることができました。

取りあえず帰るまでの第一段階はクリアです。

ツアー会社に連絡するも…

まずはツアー会社の緊急連絡先に電話。

ですがいくら掛けても全く繋がりません。

だんだんイライラしてきましたが、ここで怒っても仕方がないので次の手段へ。

自力で街に帰る!

電話に出ないものは仕方がないので、ひとまず自力で帰る方法を探すことに。

グーグルマップで、現在地からドミトリーへの行き方を調べると、地下鉄(M1A線)とトラム(T1線)を乗り継げば着けることが発覚。

所要時間は40分弱と、そこまで遠くはなさそう。

自力で帰れることが判明し、取りあえず一安心です。

ひたすらスクリーンショット

ルートが示された地図と、乗り換え駅のルートや目印になりそうなところ、時刻表をスクリーンショット。

さらに、地下鉄とトラムの乗り降りの方法が書かれているブログをひたすら全文スクリーンショット。

インターネット環境が無くても、写真として保存しておけばいつでも見て確認することができるし、迷っても目的地さえ分かっていればなんとかなるのでスクリーンショットは非常に大事です。

Wi-Fiを貸してくれた店員さんにお礼を言い、次は地下鉄の改札を探します。

地下鉄の改札はどこにある?

実は、この地下鉄の改札探しが一番苦労しました。

「Otogar istasyonu」という駅から地下鉄に乗らなければいけないのですが、トルコの地下鉄の駅はどのような外観なのか全く想像がつかず、目印の看板も知らないので、完全に手探り状態に。

地図が指している場所に立ってみても、地下鉄は地下にある訳であり、駅は当然見当たらず。

意を決してその辺の人に道を尋ねてみても、なんだか怪しげな地下通路を案内しようとしてきたため、逃げたり。

地下鉄の改札って本当に分かりにくい。

東京メトロに乗る時、よく迷子になっていたのを思い出しました。

近くで催されていたブックフェアに癒される。
早く戻ってゆっくり本が読みたい。

周辺をぐるぐる探し回ること30分、ついに見つけました!

イスタンブールの乗車券

壁際にあった券売機で、取りあえず1回券を5リラ (100円程度)で購入。

これは、私が購入した1回券。
他にも2回券(8リラ)、3回券(11リラ)、 5回券(17リラ)がありました。

後で知ったのですが、この券は一回降りたらそれで終わってしまいます

一度乗り換える際にはこの1回券が2枚、または2回券が必要になります。

乗り物に何回も乗る予定がある方は、その分の回数券か「イスタンブールカード」の購入をお勧めします。

「イスタンブールカード」とは、スイカやパスモのようなチャージ式の交通カードです。

「イスタンブールカード」は

・10リラ (約200円、6リラはカード発行料、4リラは初期チャージ代)で購入できる
・乗車一回の料金は2.5リラ
・2時間以内に乗れば乗るほど安くなり、お得
・4回以上乗れば元を取れる
・最大5人で同時に1枚をシェアできる

などのメリットがあり、たくさんの方がブログでおすすめされています。

ですが、イスタンブールで一人旅で節約したい人、のんびり散策したい人は、回数券の方が使い勝手良く、利用しやすいかもしれません。

というのも、イスタンブールは見所がダウンタウンに集約されているので徒歩でまわることができる点に挙げられます。

さらに、カードにチャージしすぎた分の払い戻しはできますが少々手続きが面倒なため、使い切らなければというストレスもかかります。

全ての交通機関に適応されている訳ではないので、注意も必要です。

自分がどれくらい交通機関を利用するのか、旅のプランやスタイルにも寄るのでじっくり考えてみてください。

イスタンブールの交通事情は非常に簡単で分かりやすいです。

トラム、地下鉄、フェリーなどの交通機関は同じ回数券やイスタンブールカードで利用することができます。

(適応外の所もあるそうなので要確認)

さらに、券売機のスクリーンには豊富な言語選択が可能!

なんと日本語もありました。

自動翻訳されているのか、カタコトな感じですが何となく意味は通じます。

方向を間違えないように駅員さんに何度も確認し、ようやく乗車。

地下鉄に乗るまで、このバスターミナルに到着してから何と1時間もかかりました。

なんてこった。

そんなこんなで、ようやくドミトリーに到着…。

もうヘトヘトです。

朝食会場からの景色と、前回同室だったディーバとの再会に癒されます。

キッチンのおばちゃんが作ってくれた卵焼き。
素朴な味にまた癒される。

のんびりする余裕もなく、ドミトリーにチェックイン→朝食→シャワー→今日のルート作り→洗濯物をランドリーに出して、午後1時にようやく街へ。

ドミトリーの受付でこの干された果物を頂いた。
皮が薄くて甘くて美味しい。
見た目はアレかもしれないが、本当に美味しかった。

気を取り直りして、最後のイスタンブールを楽しみます!

2018年7月9日の旅。

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Airi Tabei

田部井 愛理(たべい あいり) 1994年生まれ。 世界一周、ロードトリップ(アメリカ西海岸往復、アメリカ横断、アメリカ国立公園巡り)達成。 日本の大学を休学し、シアトルへ留学。 アメリカ生活が楽しくなり、日本の大学を中退してシアトルのHighline College (短大)でHospitality and Tourism Managementを専攻。卒業後はUniversity of Washington Tacoma(ワシントン大学)に編入しArts, Media and Cultureを専攻、卒業。 ニューヨークで、週間情報紙「ニューヨークBiz!」で1年間OPTとして働いた後、日本に帰国。

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