次の目的地は天安門。
天安門は、1417年、明の時代に建設された歴史的な建造物。
当時は「紫禁城」という名だったが、1651年、清の時代に再建され、「天安門」と名付けられた。
天安門西駅と、天安門東駅は、天安門までほぼ同じ距離らしい。
今いる場所から近い、天安門西駅で降りてみる。
ここでパスポートチェックがあった。
怪しいものは何も持っていないが、警察に囲まれると否が応でも気が張る。
中国人は、IDカードのようなものを見せていた。
天安門の前の道路は交通量が非常に多く、渡れないようになっているため、地下通路を通って近づく。
天安門では、自由に写真撮影をすることができた。
観光客向けに写真販売をしている露天があったり、思っていたよりも規制は緩いように感じた。
この緊張感漂う建物や厳重そうなセキュリティとは裏腹に、観光客は写真撮影を楽しんでいて何だか不思議な感じ。
私も写真をパシャパシャ撮って、観光を楽しむ。
地下通路を渡る前となんだか雰囲気が違うなと思ったら、中国国旗が降ろされてしまっていた。
時刻は午後6時前。
後から調べてわかったのだが、毎日この時間には国旗が降納されるらしい。
そして、内部も閉まってしまう。
少し残念に思いながら、外壁や公園を巡ることに。
天安門の北側に隣接する、故宮博物院(紫禁城)にダメ元で行こうと思い、チケット売り場まで行ってみるも、やはり時間が遅かったためすでに閉館していた。
だが、天安門の西側にある大きな公園、中山公園はまだ入場可能、しかも入場料はたったの3元だったため、とりあえず入ってみる。
本当だったら、故宮博物院の北にある景山公園の方に行って見たかったが、遠すぎたため断念。
地図で見たら隣接していてすぐ立ち寄れそうな距離感だが、実際に歩くと40分弱かかる。
天安門広場も、毛沢東の遺体が安置されているという、毛主席記念堂にも足を運びたかったが、今回は時間がなくて行けなかった。
さすが「世界最大の広場」だけあって1時間じゃ回りきれるはずがない。