アメリカの事情

アメリカの乾燥機事情

ダニはお断り!

アメリカのアパートでは、だいたい床がカーペットで敷き詰められています。
私の住んでいるアパートの一室は、玄関、バスルーム、キッチンはフローリング、そのほかの大部分はカーペットです。
部屋にはマットレスをそのまま敷いて、ベッドにして寝ています。

そんな中、ネットでベッドバグのニュースを目にしました。
いったんダニにやられたら駆除するのがなかなか難しいそうな。
実際に、友達のアパートでダニがカーペットに発生したために、業者に頼んで一斉駆除したという話を聞いていたので、大変そうだなと思っていました。
ふと、「そういえば最近バタバタしてて部屋の掃除できてなかったな、、」と思ったのもあり、手遅れになる前に、一気に布団系を洗濯機に突っ込み、プチ掃除をしました。
気持ちは少しすっきりしましたが、これだけで奴らを完全に退治できはしないと思うので、日本でダニ対策系のグッズを買ってこようかと思っています。
調べてみると、安くて簡単に置いておくだけでいいものとか、たくさんあるんですね。
こういう一から情報を得ようとするとき、アマゾンなどのレビューで大体見当がつくのでありがたいシステムです。
まあ、そのレビューが正しい情報なのかどうかは一概には言えませんが。。

 

 

乾燥機にホコリ…?!

 

私の部屋には、洗濯機と乾燥機の二つがあります。
ご存知の通り、洗濯機→乾燥機の順番で使います。
アメリカの乾燥機は、定期的にホコリを取らないと火事の原因にもなってしまうので、中に入ってるカゴ?を取り出して、大量にたまったホコリを取り出し、綺麗にしてから、またセットして使います。
ホコリがたまっていると、全然乾かなくなってしまうので、「あれ?」と思った方はカゴを探してみてください。

 

日本では「乾燥機から定期的にホコリを取る」ということはあまり知られていないと思います。
現に、前にいくら乾燥機にかけても服が乾かなくて、壊れたと思い、アパートのオフィスの人に知らせて業者の人に頼んだことがあります。
そうしたら、業者の方に「ホコリがたまってただけで、乾燥機は壊れてないよ」という置き手紙をいただきました。
(アメリカの業者は、日時の指定がなく、住居人がいなくても入ってきます。しかも、そのホコリは捨てられてなく、キッチンの上にそのまま山積みにされていました。うーん、せめてゴミ箱に捨ててくれてよかったのに、、)

 

このホコリはどこから取り出したのかな?としばらく疑問に思っていました。
そんなある日、アメリカの大人気テレビドラマ『The Big Bang Theory(ビッグバン・セオリー)』を観ていたら、ジム・パーソンズ演じるシェルドン・リーが、乾燥機からカゴを取り出し、ホコリを捨てるシーンがありました。

 

「あー!これか!」と思わず声に出てしまいました笑

不衛生だからではなく、ごく一般的なことみたいで安心しました。
こうして、乾燥機のホコリ問題はすっきり解決したのでした。

 

やっぱり洗い立ての布団は気持ちいです。
ニューヨークではベッドバグが大きな社会問題になっているみたいですね。
実際に被害に遭う前の対策はとても大事だと思うので、みなさんも年末の大掃除とともにばっちり防ぎましょう。

Airi Tabei

田部井 愛理(たべい あいり) 1994年生まれ。 世界一周、ロードトリップ(アメリカ西海岸往復、アメリカ横断、アメリカ国立公園巡り)達成。 日本の大学を休学し、シアトルへ留学。 アメリカ生活が楽しくなり、日本の大学を中退してシアトルのHighline College (短大)でHospitality and Tourism Managementを専攻。卒業後はUniversity of Washington Tacoma(ワシントン大学)に編入しArts, Media and Cultureを専攻、卒業。 ニューヨークで、週間情報紙「ニューヨークBiz!」で1年間OPTとして働いた後、日本に帰国。

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Airi Tabei