PSVRが先月に発売されたというニュースが、世間で大きく盛りあがっていますね。

日本ではお昼のテレビ放送で、超有名な芸能人の方々が実際にPSVRを体験して、そのリアリティーさが世間に広まっているそうな。

来年の3月頃には、任天堂からSwitchが発売されることもあり、どんどん世界が著しく進化しているんだなと感じています。

 

久しぶりに、昔のゲームのCM集などを見てみると、本当にここ10年で大きく変わりましたよね。
DSが発売された頃は、画面をペンでタッチできることに驚きだったのに、今では指で操作できるのが当たり前ですから。

私が今住んでいるアパートの部屋には「テレビ」はあるものの、いっさい線を繋いでいないので見ることができず、オブジェと化しています。
ですので、テレビ番組をつけっぱなしにしておいて、自然と流行りや最新のニュースが入ってくる環境ではないので、自分からニュースをインターネットで見てサーチしなければなりません。
私の場合は主にツイッター、フェイスブック、YouTube、ヤフーニュース、2ちゃんねるなどから日本や海外の情報を得ています。
幼かった頃から、お父さんとお母さんが新聞を読んでいる姿を見てきたので、「大人は新聞を読む」というイメージが強かったのですが、実際に自分が「大人」と括られるような年になると、自ら進んで新聞を読んだことはほぼ無いに等しいですね。
でも、『コボちゃん』だけは毎日読んでいました(笑)

 

最近の日本のテレビ番組って、朝つけっぱなしにしておけば、大まかな最近の情報はキャッチできますよね。
時間や視聴者の年齢層を考慮してなのか、情報量はかなり浅いですが、一般的なニュースを知るきっかけがつかめるし、どのチャンネルにも、必ず一人は有名なタレントさんがコメンテーターを務めていたり、そのニュースに関する一般人の意見や感想を、ツイッターのつぶやきをそのまま表示し放送することによって、一般庶民の反応も同時に知ることができます。

 

しかし、そこで「そのニュースをもっと知りたい」と思って自分から調べないと、正確な情報は得られませんし、何より自分の視野を狭めてしまう傾向にあると思うのです。
というのも、こういったテレビ番組ではあまりにも情報量が少なく、かなり限られた見解からでしか語られないので、とても偏った情報しか得ることができません。

 

日本だと特に、「こういった意見を持った人がテレビでコメントして放送されていたから、だいたいこれが日本での過半数の感想なんだろう」「とりあえず、みんなこの考えを共有しているから、それに同意しているんだろう」と思われがちになる気がします。

 

こういうのを集団心理というのでしょうか。
なかなか、自分から調べて物事を深くとらえ、さらに情報源は一つだけでなく、いくつかの記事や学術的な書物をサーチし読み取り、多方面におよぶ様々な人々からの意見を読んでから、最終的に自分はそのニュースをどうとらえるか、ということまでしている人は多くはいないでしょう。

 

私自身、こんなに偉そうに話しておきながら、実際はここまで追求できていないです。
特に政治の話になると、適当に見かけた情報だけを頼りに、自分の意見として語ってしまいがちです。

 

最近読んでいる本、『本を読む本』には、書物をどのように読み、学び、自分に取り入れるかが詳しく、事細かに書かれています。
この書籍は1940年にアメリカで、M.J.アドラーとC.V.ドーレンによって刊行されました。そして、1978年に日本語に訳されました。
70年以上も前に書かれた書籍ですが、「教科書として、学校教育に取り入れるべき」と思うくらい、物事の本質をとらえる道筋が、論理的に分かりやすく語られているので、現在でも、誰にでもおすすめできます。

 

インターネットが普及したおかげで、どんなに遠く離れていてもインターネットを通じて同じ情報を多くの人々と共有し、気軽に会話することが可能になりました。
しかし、それは単に溢れかえる情報を「見る」だけの受動的な行為に陥ってしまいがちになるので、能動的に自分から物事の本質を掴みにいかないと、本当の意味で「勉強」とは言えないのではないのだと思います。

 

これを実践したら「知識の最大化」にもつながると思うので、自分から積極的に学ぶ姿勢を大事にしたいと思いました。

カテゴリー: 時事

Airi Tabei

田部井 愛理(たべい あいり) 1994年生まれ。 世界一周、ロードトリップ(アメリカ西海岸往復、アメリカ横断、アメリカ国立公園巡り)達成。 日本の大学を休学し、シアトルへ留学。 アメリカ生活が楽しくなり、日本の大学を中退してシアトルのHighline College (短大)でHospitality and Tourism Managementを専攻。卒業後はUniversity of Washington Tacoma(ワシントン大学)に編入しArts, Media and Cultureを専攻、卒業。 ニューヨークで、週間情報紙「ニューヨークBiz!」で1年間OPTとして働いた後、日本に帰国。

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