旅行

【世界一周旅行記・トルコ2】12時間の夜行バス、イスタンブール散策

トルコは青緑色っぽい独特な青、トルコブルー(ターコイズブルー)が有名で、綺麗な発色をしているため、スカーフやランプなどの装飾によく使われている。

このトルコブルーより少し明るめの、水色が入ったスカーフを大学時代の先輩にお土産で買うため、近くにあったスカーフ屋さんへ入ると、店員が食い気味に話しかけてくる。

「ライトブルー(Light Blue)のスカーフはありますか?」と聞いたのだが、『Right Blue(本物のトルコブルー)』を探していると勘違いされ、私が探しているものと全然違う色味の物を次々に勧められる。

ここで怯んだらダメだと思い、「Sky Blueのようなもっと明るい色は?」と尋ねても通じない。なぜだか、私が『これは本物のトルコブルーじゃ無いから違うものを出して』と言っているように捉えられてしまった。

店員はしつこく「これがトルコブルーだ」と言い張るし、私は「水色は無いの?」と引き下がらないから店内で言い合いになる。

こりゃ埒が明かないと思い、その店を後にして、別のスカーフ屋さんへ。

そこの店員は、私が入店してもしつこく話しかけて来ないし、欲しい色や形を伝えると、その通りのものをすぐに用意してくれて値段も格安。
スムーズに目的のものを購入することができた。

落ち着いた接客に安堵し、賑やかなこの屋内を後にする。

グランドバザールの隣の脇道にも、店がギュウギュウに詰まっている。

迷路のような構造で迷いつつ、一番の目的地である古本屋街「サハフラー・チャルシシ(Sahaflar Carsisi Old Book Bazaar)」へ。

ここが古本屋街の入り口。
別世界の入り口の様。

門を潜ると、今までの喧騒から一変、木漏れ日が差し、野良猫がのんびり昼寝をしていて、鳥のさえずりさえ聞こえる静かな雰囲気に辺りが包まれている。

入り組んだ道に沿って、店頭に並んだ本がびっしりと道の両脇を埋め尽くす。
1時間ほど本屋さんを堪能した。
グランドバザールを出たら、外は大渋滞。
クラクションが鳴り響く。
横をふと見ると、カラフルな通りを発見。
通ってみる。
よく見ると、気球のバランスが崩れているし、色褪せている(笑)
隙間だらけのカラフルな傘のアーチ。
傘が…。

急で細い坂道を降りてしばらく進むと、また路地にものすごい急斜面につくられた階段が。

カラフル。
とにかくカラフル。
港の方へ。
建物も壁も様々な色で塗られた跡が見える。

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Airi Tabei

田部井 愛理(たべい あいり) 1994年生まれ。 世界一周、ロードトリップ(アメリカ西海岸往復、アメリカ横断、アメリカ国立公園巡り)達成。 日本の大学を休学し、シアトルへ留学。 アメリカ生活が楽しくなり、日本の大学を中退してシアトルのHighline College (短大)でHospitality and Tourism Managementを専攻。卒業後はUniversity of Washington Tacoma(ワシントン大学)に編入しArts, Media and Cultureを専攻、卒業。 ニューヨークで、週間情報紙「ニューヨークBiz!」で1年間OPTとして働いた後、日本に帰国。

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