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【世界一周旅行記・西安編3】古都、西安を満喫デー|兵馬俑〜梦回大秦 穿越体验馆〜華清宮〜南城壁

本日は映画化でも話題の漫画、『キングダム』の世界へ!

主に、秦の始皇帝にまつわる遺跡を巡る。

今朝、体がめちゃくちゃ痒くて目が覚める。

寝ている間に、耳からかかとまで満遍なく蚊に刺されてた。ムヒを塗りたくり、昨晩ベランダに干しておいた洗濯物を取り込んで一日がスタート。

ベランダからの眺め。今日は小雨模様。

本日の目的地は兵馬俑(へいばよう)、秦の始皇帝の地下宮殿、華清宮(かせいきゅう)の3つ。

兵馬俑は、今から44年前の1974年に発掘、紀元前3世紀に大きな力を奮った秦の始皇帝が作り上げた大きな遺跡だ。兵隊を形どった像(俑)が西安の外れにある地下で大量に眠っている。その遺跡が「秦始皇兵馬俑博物館」で見ることができる。名前でピンとこないかもしれないが、歴史の教科書に載っているため、誰もが一度は目にしたことがあるだろう、有名な遺跡だ。

次に、秦の始皇帝の地下宮殿。ここは、始皇帝が眠る墓として地下に建設された宮殿だ。ピラミッドに次ぐ謎多き墓で、未だに全容は不明な、冒険心をくすぐられる場所だ。

最後に、華清宮。世界三大美女の一人(他二人はクレオパトラと小野小町)である楊貴妃が、玄宗皇帝(げんそうこうてい)と密会し一緒に過ごした避寒地。これは8世紀の話で、もう一つは1936年に起きた西安事件の場所でも有名。今でもその時の弾痕は残っている。

これらは西安の中心街から地下鉄やバスを乗り継いで2時間弱かかる場所にあるため、今日一日インターネットが使えなくても大丈夫なよう、午前中にそれらの情報をスクショしておく。行き方や帰り方を数パターン、歴史情報、見所、注意点などなど。ツアーに入らないで自力で行こうとすると、これらの準備に軽く3時間はかかる。特に、帰りの最終バスの時間は絶対に必要。これを事前に知っていないと帰れなくなる恐れがあるからだ。

公共交通機関を使って行くのにはいくつか理由がある。節約のためでもあるし、目的地に着いた時の達成感や、自分のペースで好きなように動ける自由さに勝るものはないと思っているからだ。

ただし、今回は歴史的な場所に行くため、インターネットの情報だけではわからないその地の歴史や文化など細かいところまで知りたいと思い、現地ガイドを利用することも頭に入れてある。

様々なケースを考慮し、入念に調べて、いざ出発!

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Airi Tabei

田部井 愛理(たべい あいり) 1994年生まれ。 世界一周、ロードトリップ(アメリカ西海岸往復、アメリカ横断、アメリカ国立公園巡り)達成。 日本の大学を休学し、シアトルへ留学。 アメリカ生活が楽しくなり、日本の大学を中退してシアトルのHighline College (短大)でHospitality and Tourism Managementを専攻。卒業後はUniversity of Washington Tacoma(ワシントン大学)に編入しArts, Media and Cultureを専攻、卒業。 ニューヨークで、週間情報紙「ニューヨークBiz!」で1年間OPTとして働いた後、日本に帰国。