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【世界一周旅行記・西安編3】古都、西安を満喫デー|兵馬俑〜梦回大秦 穿越体验馆〜華清宮〜南城壁

華清池

華清池は三つの要素のおかげで有名になった。

一つ目は三千年ほど前に発掘されたとされる温泉地。

二つ目は740年、楊貴妃と玄宗皇帝が離宮としてひっそり訪れたロマンスの地。

三つ目は1936年に西安事件が起きた舞台。

そんな話を聞きながら入園する。

入園してすぐ、離宮っぽい池が見えてきた。

蓮の花が咲いている。中国の離宮っぽい!テンション上がる。

この山の中腹あたりの左側の崖下に、西安事件が起こった直後、蒋介石逃げて身を隠していた。

これは楊貴妃と玄宗皇帝が初めてあった食事会の様子。

楊貴妃と玄宗皇帝の寝室らしい。

楊貴妃と玄宗皇帝の大恋愛は、中国ではとても有名。その時の詩が、現代でもよく知られている。

夜にはここで、楊貴妃と玄宗皇帝のロマンス劇が上演される。噴水などを使ったり、レールの上を大きな乗り物が走ったり、とにかく豪華らしい。

今は掃除中。

うっすら見えるロープウェイで山頂に登れる。この山にある崖に蒋介石は隠れていた。

霧が出てきて私が見たかった「妖艶な中国っぽい雰囲気」が出てきた。ガイドさんは残念がっていたが、私は大満足。

有名な楊貴妃の像。世界三大美女のうちの一人。楊貴妃はぽっちゃり型。当時は痩せ型よりぽっちゃりな女の人がモテていたらしい。この像は当時からあるわけではなく、現代になって作られた。

周囲の人々は、「玄宗皇帝は楊貴妃と出会ってから政治を放棄しだした」と考え、楊貴妃に大変怒っていた。玄宗皇帝は仕事を怠けただけでなく、楊貴妃の家族にもいい待遇をし、階級を上げていたりしたのだ。「楊貴妃のせいだ!このままではいけない!」ということで、彼女に自殺の命令が下る。しかし、玄宗皇帝は楊貴妃を愛していたため、日本に亡命させる。それ以降、二人は会うことなく終わりを遂げてしまう。その楊貴妃の墓がなんと山口県にあるという。

床のタイルもデザインに凝っていて、上から温泉が流れて波立っていたが今では水は止められてしまった。というのも、温泉が流れるため、人々が足湯として踏み入れるようになってしまった。温泉はぬるぬるしていて滑りやすく、この上を歩くのは非常に危ない。しまいには、真ん中にある像に近づいて写真を撮ったりしたため、やむなく止めてしまったのだ。

華清池の一番の見どころ、楊貴妃の湯船に到着。

すごく小さい。まあでも楊貴妃専用と考えたら妥当な大きさだし、この時代から考えたらかなりの贅沢。しかも天然温泉。

湯船の床の真ん中に穴が見える。ここから、天然温泉が噴水のように下から出る仕組みだ。温泉は地下から湧くため、自然の力で給湯できた。身分的に、源泉を直接引くことはできなかったため、王である玄宗皇帝の湯船から残り湯を引っ張ってきて、王の次の湯として使ってた。

楊貴妃は温泉が吹き出てくるこの穴に、いい匂いがする漢方を入れて入浴を楽しんでいた。当然、あたりにはいい匂いが充満する。この匂いは山の方まで伝っていってたほどだという。

楊貴妃は好んでロバの漢方を使用していた。このロバの漢方は美容に効くとされている。さすが、王の愛人だ。美容も怠らない。

当時、温泉は病を治す薬として扱われていた。そのため、神聖なものとして考えられていて、王などの特別な階級の人しか浸かることが許されていなかったのだ。

ここは玄宗皇帝が使用していた湯船。楊貴妃のものに比べて格段に広い。さすが王。

今でもここから温泉が流れている。

ここから源泉が湧き出ている。ガイドさんが、傘で溜まっている水を汲んでくれて、触ってみると確かに温かかった。

ここは大浴場か?

一つの湯船にいくつもの階段がある。身分が高い人ほどより、王や楊貴妃たちの湯船から流れてくる温泉口に近い階段を利用できる。手前にある一列の穴ぼこは、料理人のための足の裏洗い場。王の料理を作る人は、自分の足を触ってはいけなかった。

ここは更衣室。室内の壁沿いには浅い溝がぐるりと掘られている。真冬でも寒くないように、更衣室内を暖めるため、ここに温泉を流していた。

落ち着いた雰囲気。

タイムスリップしたようだ。

鯉がたくさん泳いでいる。

さて、次は西安事件が起こった舞台へ。

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Airi Tabei

田部井 愛理(たべい あいり) 1994年生まれ。 世界一周、ロードトリップ(アメリカ西海岸往復、アメリカ横断、アメリカ国立公園巡り)達成。 日本の大学を休学し、シアトルへ留学。 アメリカ生活が楽しくなり、日本の大学を中退してシアトルのHighline College (短大)でHospitality and Tourism Managementを専攻。卒業後はUniversity of Washington Tacoma(ワシントン大学)に編入しArts, Media and Cultureを専攻、卒業。 ニューヨークで、週間情報紙「ニューヨークBiz!」で1年間OPTとして働いた後、日本に帰国。

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