午前11時前になり、私たちはそれぞれ自分たちが行きたい所へと向かった。
私は、「世界で最も美しいモスク」と言われているスルタンアフメト・モスク、通称ブルー・モスクへ。
ホステルからブルー・モスクへは徒歩3分。
交通の便は最高に良い。
ブルー・モスクから見て南東側に、良さそうな商店が見えたため、早速、寄り道する。
モスクに入る前にスカーフを買っておこう。
モスクとは、イスラム教の礼拝堂のことを言う。
日本ではあまり馴染みがないかもしれないが、ここ、イスラム圏であるイスタンブールでは街中にモスクが立ち並ぶ。
モスクは神聖な場所であるため、観光する人も敬意を払わなければならない。
女性は、イスラム教徒の方々と同様に肌の露出を控え、スカーフで頭を覆う必要がある。
これからモスクに入る機会は多くなるだろうと思い、せっかくなので一番最初に目に入ったスカーフ屋さんに入店し、自分のスカーフを購入することに。
店内には店主以外、誰もいない。
「一番安いスカーフを見せて」と言ったらいくつか引っ張って来てくれ、試着させてもらい、「君に合うスカーフを探してあげるね」とたくさんサンプルを出してくれた。
「全部シルクで作られているよ」と言われたため、さぞかし高額なのかと思いきや、気軽に購入できる値段。
私が訪れた時は、トルコリラが急落し始めている時だったため、旅行するにはうってつけの時期だったのもあるかもしれない。
購入後、店主としばらくおしゃべりして、店の前の小さなベンチで一緒にタバコを吸う。
(※後から知ったのだが、店によって値段が全く異なる。他の店ではこの値段の倍以上で売っているところもあった。要交渉。)
スカーフの巻き方も教わり、いざブルー・モスクへ。
ブルー・モスクの北西に隣接するスルタンアフメト公園に入ると、三本の柱が目に入る。