出発2週間前に世界一周チケット購入。

今から世界一周をしてきます。

チケットは出発まで2週間を切ってから購入しました。

 

この記事では、思い立ったらすぐに世界一周できちゃうんだよってことをお伝えできればと思います。

私は本当に面倒くさがりな性格で、世界一周をするぞ!と意気込んで休学したにも関わらず、何もしないまま数ヶ月が経ってしまいました。そして、ある日「そういえば世界一周してない!」と、思い出し、急ピッチでルートを決めて、チケットを購入することができました。

 

最初に、私が世界一周チケットを買った方法や流れについてお話しします。

スターアライアンスで世界一周。

 

 

今回利用したのは、スターアライアンスの世界一周航空券

 

 

まず世界地図を広げて行きたい国や地域に目星をつけ、東京から出て右回りか左回りかで世界を一周するか大まかに決めます。

チェックした地域に一番近い空港を一本の線で繋いでいきます。そして、スターアライアンスで定められたマイル数に収まるように、スターアライアンスBook&Flyで合計マイル数を計算します。

次に、スターアライアンスに加盟している航空会社のフライトが、目的の空港から出ているかを確認します。行きたいところがあっても、加盟している航空会社がないとルートを繋げることができないので注意が必要です。

それと、大陸ごとに利用できる空港数を超えないように気をつけましょう。例を挙げるとすれば、ヨーロッパ地方は3回までしか空港に降り立つことができません。

一つのルートに絞らずたくさんの候補を作り、選択肢を広げて何回も電話でルート相談をしましょう。一つしかルートを作っていないと、満席だったり、週に一回しか飛んでいない便だったりするので、そこで行き詰ってしまいます。「この空港がダメならどうするか」というのを常に考えておきましょう。

 

このように試行錯誤して、自分だけの世界一周ルートが作れました。

電話先の受付の方々は、本当に丁寧に案内をして下さりました。知識も豊富なので、ルート作りに行き詰ったり、分からないことがあったらすぐに聞きましょう。

 

 

 

私はANAで貯めたマイレージで航空券を購入しました。なので、実際に支払った値段は、空港税や燃油サーチャージなどの5万円ほどです。

この件に関しては、直前ではどうにもならないので、地道にコツコツとマイルを貯めなければいけません。

加盟航空会社であったり、空席状況などの情報がコロコロ変わるので、逐一ANAのマイレージクラブで繋がる電話で確認が必須です。

 

 

 

そして、確定したルートがこちら:

東京上海(虹橋空港→浦東空港)→西安北京イスタンブールアテネフランクフルトモントリオール東京

 

 

 

旅行期間は2ヶ月しかないので、ちょっと急ぎめの旅になりそう。

フランクフルトでは1ヶ月ちょい滞在し、鉄道などを使ってヨーロッパ周遊をします。

 

 

 

世界一周の定義。

正確には、「北半球だいたい一周旅行」ですね(笑)

五大陸を制覇してこその世界一周じゃないの?と思われる方もいるかもしれませんが、私の中で「世界一周」の定義は太平洋と大西洋を渡ればもうそれは世界一周だと思っているので、暖かい目で見守っていただけたらと思います。

 

欲を言えば、もっとたくさんの地域へ行きたかったです。ロシアや中東、アフリカ、南米、オーストラリア…。数えたらきりがありません。でも、マイル数が大幅にオーバーしてしったり、2ヶ月という期限付きなので、絞りに絞って決めました。この範囲内で最大限に楽しもうと思います。

 

それに、北半球の今の季節は。当然、南半球へ行けば季節は冬になります。ただでさえかさばる荷物に加えて夏服と冬服の両方持って行かなければならないし、せっかくならいい季節に行きたい(冬より断然夏派)、さらに、次に世界一周する時は南半球が夏の時期に行く!という目標ができたので、今回のこのルートに後悔はありません。

 

 

 

私のこだわり、「緩さ」と「直感」

世界一周ルートを作成する上でこだわった点は、時間がない中でもゆっくり自分のペースで旅をしたいという「緩さ」と、この目で見たいという「直感」です。

 

 

私のこだわりの一つである「緩さ」について。

スターアライアンスの規定がどんなに多くても、ガチガチに予定詰め詰めの旅行にしたくない!と思っていたので、1ヶ月ちょいのヨーロッパ周遊は、私にとって一番譲れない点でした。ここだけは死守してルートを作成しました。

スターアライアンスの規定によると、ヨーロッパ地方は3つの空港しか利用することができません。

ヨーロッパは鉄道で移動することが困難ではないので、ヨーロッパ周遊をするにあたって、どの空港を拠点にするかが非常に重要なポイントになってきます。

 

まず、行きたい国をピックアップします。私の場合は、トルコ、東欧、西欧。

調べていくと、トルコと東欧(ギリシャのアテネ)は近いようでものすごく遠いことが判明しました。エーゲ海があるので、陸路のバスだと14時間以上かかるのに対して、空路だとたったの1時間半ほど。ここで時間を取られたくなかったので、必然的に空路を選びました。イスタンブールアテネの空港2つは決定。残り1つはどこを拠点にしたら東欧と西欧を回れるか、を考えます。

 

そこで、東欧と西欧のハブ空港をチェックします。

ハブ空港とは、噛み砕いていうと、国際線などの飛行機がたくさん止まる、世界の拠点となる空港のことです。

この地域のハブ空港は主に、フランクフルト、チューリッヒ、ウィーン、ブリュッセルなどがあります。その中でも、フランクフルトが特に大きなハブ空港とのことで、フランクフルトに決めました。

 

これで、イスタンブールとアテネは決められた日数だけど、後の残り1ヶ月はフランクフルトを中心にして東欧と西欧をのんびり自由に過ごす、というルートを作ることができました。

 

 

そして、二つ目のこだわり「直感」について。

ついこの前まで、アジアをすっ飛ばして、ピラミッドやスフィンクスを見にエジプトのカイロへ行く気満々で、そこを中心にルートを作成していました。

というのも、私の母が数年前にエジプトへ一人旅に向かったところ、ちょうどエジプトで政権交代が起き、街中で大きなデモが行われ、空港が完全に閉鎖されてしまいました。3日ほど空港で過ごしましたが、結局空港から出ることができず、とんぼ返りで日本に帰ってきた、ということがありました。それからずっと、いつかエジプトに行ける日が来たら行きたいと漠然と考えていたからです。

 

しかし、エジプトに旅行に行かれた方のブログや本を読んでみると、「街の近代化が一気に進んでいて、実際はピラミッドやスフィンクスくらいしか見るものがない」、「ガッカリした」との情報をたくさん目にしました。

実際に私が足を運んで、この目で見て体験した話ではないので、この情報に頼りすぎるのもどうかとは思います。口コミが全てではないし、行ってみたらみんなが言ってることと全然違ってすごく楽しかった、という可能性も十分あります。それでも、この情報を書いた人たちは、今のエジプトをその目で見て素直にそう感じたのだと思います。そして、今回の世界一周は時間とマイル数の余裕がないから、確実にワクワクして楽しめるところに絞って周りたい、というのも事実でした。さらに、成田空港とカイロ空港を結ぶ直行便は週に一本しかなく、ルートを作るにあたってネックになっていました。

そこで一旦、エジプトを候補から外して、アジアに目を向けて調べてみると、今まで完全スルーだったのが一変して、どんどん興味が湧いてきました。「アジアは日本から近くていつでも行けるから」と思って候補から自然と外してしまっていたのですが、調べれば調べるほど、行ってみたい!この目で見てみたい!と思うようになったのです。なかでも、中国は特に魅力的でした。中国の留学生友達がいたり、日本のニュースでは毎日と言っていいほど中国の話が話題になりあまりにも身近な国だったにも関わらず、実際に行ってみたことがなかったので、この目で見ないことにはこの旅は始まらない!と思うようになったのです。国土が広いだけあって見るところがたくさんある、と改めて感じ、アジア枠は中国だけに絞りました

 

 

そして、この旅の最後に立ち寄る街、モントリオールについてです。

ヨーロッパを周遊した後、出発地であったフランクフルトから東京までどうやって帰ってくるかが一番の難題でした。

世界一周をするには、大西洋を超えないといけません。

南米を経由するとなるとマイル数を大幅に超えてしまうので、北アメリカ一択になりました。

北アメリカである、カナダ、アメリカ、メキシコの中から選んでいきます。

まず、消去法で、選択肢を絞ります。

私はアメリカに留学中のため、アメリカ経由にするのはなんだかつまらない。却下。

次に、メキシコ。カンクンは行ったことがあったので、メキシコシティから東京に出ている便を調べると全て満席。断念。

最後に残ったカナダから候補を出していきました。バンクーバーには何回も行ったことがあるので、東海岸側の街を調べてみると、モントリオールとトロントが目につきました。

モントリオールは「北米のパリ」と呼ばれているほど洗礼された都市、トロントはカナダの首都で大きく栄えている街。うーん、どっちにしようか。

実際、トロントへ行くとしたらナイアガラの滝を見に行くのが一番の目的になりそうだったので、「観光地」を避けてのんびり街並みを楽しみたいなと直感で感じたので、モントリオールに決めました。

 

こうして、私だけの世界一周ルートが完成しました。

 

 

最後に

スターアライアンスや、いわゆる「世界一周航空券」を利用すると、出発前にルートを決めておかなければいけません。

なので、その場で自分の行きたいところへ気が向くままに自由な旅をしたい人にはオススメはできないかもです。まだ実際に行っていないのでなんとも言えませんが、少なくとも私が思っていたほどゆる〜い旅ではないと思います。

でも、決められた期間内で自分なりのできるだけゆるい旅にしたいと思います!

そして、世界の本屋さんだけでなく、行く先々で暮らしている現地の方や日本人にも会えたらいいな〜と思っています。

 

さあ、これから出発です。

「ここが良かったよ」という場所や宿の情報など、なんでもいいです。特に、ヨーロッパの鉄道やオススメ地域の情報を求めております。何か知っている情報がありましたらメッセージを頂けたら幸いです。

カテゴリー: 旅行

Airi Tabei

田部井 愛理(たべい あいり) 1994年生まれ。 世界一周、ロードトリップ(アメリカ西海岸往復、アメリカ横断、アメリカ国立公園巡り)達成。 日本の大学を休学し、シアトルへ留学。 アメリカ生活が楽しくなり、日本の大学を中退してシアトルのHighline College (短大)でHospitality and Tourism Managementを専攻。卒業後はUniversity of Washington Tacoma(ワシントン大学)に編入しArts, Media and Cultureを専攻、卒業。 ニューヨークで、週間情報紙「ニューヨークBiz!」で1年間OPTとして働いた後、日本に帰国。

1件のコメント

Filip Jacobson · 2018年10月9日 3:55 PM

はじめまして。
フィリップ・ジェイコブソン(Filip Jacobson)と申します。
突然のご連絡、失礼致します。

私はポーランドのドキュメンタリー映画製作会社に勤務しており、現在、日本人観光客の視点から見たヨーロッパの姿を描く「ポートレート・オブ・ヨーロッパ」(Portrait of Europe)というドキュメンタリー映画の作成プロジェクトを立ち上げました。

私たちの見るヨーロッパと日本人観光客の皆様が見るヨーロッパの景色は大きく異なるはずです。
私は日本人観光客の皆様がどのような目的、興味を抱いてヨーロッパを訪れるのかをこのドキュメンタリーを通して描きたく思っております。

さて、そこで私は現在この映画の素材となり得る映像を収集しております。
このたびは御社のプロモーションビデオやテレビCM、日本人観光客の皆様が旅先で撮影したビデオなどを我々に素材として提供していただけはしないかお聞きしたく、ご連絡させていただきました。

また、私は下記の期間中
10月13日(土)〜10月30日(火)
日本に滞在し、日本人の皆様にヨーロッパについてのご意見をお聞きする予定であります。
もし、御社に私にご意見を下さるという方がいらっしゃいましたら是非、是非とも、お伺いさせていただけないでしょうか。どんなに短い時間でも構いません。

全てのご意見が私にとって貴重なものになると確信しております。
ご検討の程、何卒よろしくお願い申し上げます。

====================================
日本語でのご連絡お待ちしております。

東京外国語大学言語文化学部ポーランド語学科2年
池田ナターリアみ鈴(Ikeda Natalia Misuzu)
〒341-0005
埼玉県三郷市彦川戸1-176-2
mail: natalia.07145@gmail.com
TEL(携帯):080-9825-5537

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