この日は全国で雪が降っていました。
九州の北部も雪で寒そうだったので、九州の中で唯一天気が良かった宮崎へ行ってきました。
大分の「別府駅」から特急で片道4000円ちょい、3時間15分ほどかけて「宮崎駅」へ。
自由席でしたが、余裕で座れました。
車窓から外を眺めると、辺りは雪景色。
安直な考えですが、「雪と列車」で、川端康成の『雪国』の冒頭を連想してました。
『雪国』では雪の降っている地域、新潟へ行くのに対し、私の方は南国、宮崎へ。
小説とは正反対で、トンネルを抜けるごとに天気が良くなっていきました。
夕方 になり、宮崎駅に着きました。
宮崎出身の友達、タクシーの運ちゃんにおすすめを聞くと、二人ともチキン南蛮発祥店「おぐら」と、県南ドライブ、特に「日南海岸」を勧めてくれました。
寒くなければ、日南海岸や、日本の神話にゆかりのある「高千穂」へ行きたかったのですが、今回は断念。
とりあえずその日は長旅で疲れていたので、チキン南蛮を食べる日に決めました。
あとはノープランで、宮崎駅周辺をプラプラお散歩です。
本屋さん巡りをしたりしてお腹を空かせ、チキン南蛮のために万全の準備を整えていました。
チキン南蛮が発祥したお店「おぐら本店」へ。
閉店40分前に着いたにもかかわらず、すでにチキン南蛮は売り切れていました。
とても悲しかったのですが、何が何でも食べたかったので、すぐに他の店舗に電話で確認すると、まだ注文できるとのこと。
徒歩30分、急いで向かいました。
チカチカしたライトで外装は派手で、一瞬本当に合ってるのか不安になりましたがとりあえず入店。
オブジェなど、内装の雰囲気が全然今風に凝ってる様子がなく、個性が出すぎてるところがステキでした。とても好きです。
注文してから、けっこう待ちました。
その分、一から手作りしてるんだろうなって思います。
旅先の名物料理を食べれて、満腹で幸せな気分のまま、ホテルへ。
そういえば泊まっていたホテルに、大宮アルディージャのポスターやらユニフォームがたくさん飾ってありました。アルディージャもキャンプに来ているみたいです。
元大宮市民なので、勝手に親近感がわきました。応援しています。
先日泊まった別府の宿に物を忘れてしまったので、次の日は大分に宿泊が決まりました。
その翌日は、そのまま北上して福岡に行きます。